検査の注意事項

脳ドック(MRI検査)時の注意事項

MRI検査は強力な磁石と電磁波により人体の断面画像を撮像して診断を行う検査です。検査は狭いトンネルの中に入り、大きな音のなかで行います。検査時間は約20分です。
MRI検査はその特性上、手術などにより体内に金属類(磁性体など)があると、磁性体の変位移動、金属の発熱、電子機器の誤作動による、重篤な事故および金属製品がMRI装置の磁場に引き寄せられて吸着事故が発生する恐れがあります。また、撮像した画像に金属由来の虚像が発生します。受診者の安全確保と正確な診断に供する画像が得られないために検査を行わない場合があります。
そのため、検査を受けられる際に注意していただく事項があります。

以下の項目に該当する方は、検査を受けることができません。

  1. 心臓ペースメーカ、除細動器などを埋め込む手術を受けられた方。
  2. 心臓の人工弁(金属製)の手術を受けられた方。
  3. 神経刺激装置、生体刺激装置、骨成長刺激装置などの埋め込みをされている方。
  4. 強磁性体脳動脈瘤クリップ、コイルの手術を受けられた方。
  5. 圧可変式バルブVPシャントチューブの手術を受けられた方。
  6. 体内埋込式インスリンポンプ・持続血糖測定器を装着されている方。
  7. 義眼(磁石固定タイプ)を入れられている方。
  8. 人工内耳(移植蝸牛刺激装置)、人工耳小骨などの手術を受けられた方。
  9. 義歯、インプラント(磁力部分着脱不能なもの)を入れられている方。
  10. 冠状動脈、大動脈、大腿、下腿にステント挿入後2か月未満の方。
  11. 眼窩内、頭蓋内、脊柱管内に強磁性体(鉄片、銃弾など)が入っている方。
  12. 乳房再建用エキスパンダー留置の方。
  13. 埋込型心電用データレコーダ。
  14. 美容整形術で顔面に金属糸等を埋め込んでいる方。
  15. 閉所恐怖症の方。
  16. 入れ墨、アートメイク、ネイルアートをされている方。(やけどの危険性があるため)
  17. 妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方。

※当センターでは、条件付きMRI対応医療機器へのMRI検査の施設基準を満たせないため材質(磁性体・非磁性体)に関係なく検査を受けることができません。

令和7年4月時点の注意事項になります。上記事項は予告なく変更になる可能性があります。ご不明な点がございましたらお電話にてお問い合わせください。

以下の項目に該当する方は、条件付きで検査が可能です

  1. 人工心臓弁
  2. 脳動脈瘤手術による金属クリップ・コイル
  3. 血管や管腔臓器内の金属(クリップ・コイル・ステント・フィルター・ワイヤーなど)
  4. シャントチューブ
  5. 人工関節・ボルト
  6. 避妊リング
  7. その他の体内金属

※金属の材質を施術医療機関に確認するとともにMRI検査の可否を問い合わせください。 

材質がわからない場合は検査を受けることができません。

検査前に外していただき、検査室には持ち込まないもの

  1. コンタクトレンズ・メガネなど
  2. 鍵・キーホルダーなど
  3. 入れ歯・磁性アタッチメント義歯など
  4. 整形外科装具類
  5. 薬剤浸透絆創膏(心臓の薬・湿布・テープ類:ニトロダーム・ニコチンパッチ・ノルスバンなど
  6. 化粧・日焼け止め・マスカラ・アイシャドー・つけまつげなど
  7. 磁気治療用品(エレキバン・磁気ネックレスなど)・ 使い捨てカイロ
  8. アクセサリー(指輪・ネックレス・ブレスレット・イヤリング・ピアスなど)
  9. かつら・増毛スプレーを含むスプレー類・ヘアピース・ヘアピン・カチューシャなど
  10. 金具・ベルト・金属がついている着衣(ブラジャー・スリップなど)
  11. 遠赤外線下着、吸湿発熱ウェアなど
  12. コルセット、サポーターなど
  13. その他金属類

検査室に持ち込まないもの

  1. 携帯電話・スマートフォン・タブレットなど
  2. 磁気カード(クレジットカード、診察券、プリペイドカードなど)
  3. 時計
  4. 補聴器
  5. その他電子機器類

※これらのものを検査室に持ち込むと故障、破損、データが消失する恐れがあります。

令和7年4月時点の注意事項になります。上記事項は予告なく変更になる可能性があります。ご不明な点がございましたらお電話にてお問い合わせください。

子宮がん(頸部)検査について

  1. 子宮頸部の細胞を採取します。
  2. 医師による内診があります。
  3. 結果は約14日後に郵送となります。(ゴールデンウィーク、年末年始に当たる場合は遅くなります。)
  4. 精密検査が必要になった場合、精密検査依頼書をお渡しすることとなります。

注意事項

生理中(初日~4日目)は正しい検査ができないため、受診をお控えください。5日目以降であっても、経血の量が多く細胞が取りにくい場合があると、再度お越しいただいて検査をする必要があります。
当センターでは体部の検査は行っていません。

乳がん検査について

  1. マンモグラフィー(X線撮影)になります。
  2. 結果は約14日後に郵送となります。(ゴールデンウィーク、年末年始に当たる場合は遅くなります。)
  3. 精密検査が必要になった場合、精密検査依頼書をお渡しすることとなります 。

注意事項

生理前1週間に乳腺が張る場合はご受診を控えてください。10キロ程度の圧力で乳房をはさんで撮影するため痛みを伴います。また、レントゲン写真がはっきりと映らない場合がございます。

以下の項目に該当する方は、検査を受けることができません。

  1. 妊娠中もしくは、妊娠の可能性がある方。
  2. 現在、授乳中の方。
  3. 胸の近くに医療器具を埋め込んでいる方(ペースメーカー、CVポートなど)。
  4. 豊胸術を受けたことがある方(ヒアルロン酸、プラセンタ、脂肪注入など )。
  5. 脳室シャント手術を受けたことがある方。
  6. 現在、乳がんの治療中または経過観察中の方。
  7. しこり、ひきつれ、血性乳頭分泌のある方。※左記の症状がある方は、必ず医療機関を受診してください
  8. 自分で取り外しのできない医療機器を装着中の方(インスリンポンプ、持続グルコース測定器など)。

以下の項目に該当する方は、マンモグラフィ検査にリスクが伴う場合があります。検査当日に、リスク等の説明をさせていただきます。

  • 現在、医師から紫斑病、血小板減少症、肝硬変にかかっているといわれている方。

以下の項目に該当する方は、乳がん検査が受けられない場合があります。受診希望の方は、お電話にてお問い合わせください。

  • 検査当日に乳房に水ぶくれなどの皮膚疾患がある方。